一週間ほど前に『HHKB Professional BT』を購入しヘビーユーズしていますが、良い点、イマイチな点が明確になってきたのでレビューしていきます。
まずは結論からどうぞ。
HHKB Professional BTとは?

HHKB(Happy Hacking Keyboard)はPFUが販売する、エンジニア、ライター、ブロガー向けの高級キーボード。
特徴としてはキーストロークが深いこと(キーの押し込みが深い)、静電容量無接点方式を採用していることが挙げられる。
静電容量無接点方式とはスイッチの間に機械接点がない(電極がお互いに接しない)方式であり、打鍵感が良い、耐久性が高い、静音性が高いというメリットがある。
身近なところだと、銀行ATMのボタンにも採用されているとか。
今回購入した『HHKB Professional BT』はHHKBのbluetooth対応モデルで、macbookなどのノートPCだけでなく、iPhoneやiPadなどの端末とも接続できる。
キー配列は通常のJIS配列とUS配列が有り、US配列にのみ無刻印モデルも存在する。
カラーは「墨(つや消しブラック)」と「白(少しくすんだ白)」の2色展開。
直売価格は、2万7,500円(税抜き)。
「高すぎる...」と思った方も最後まで読んで欲しい。きっと欲しくなってるはず、、、
HHKB Professional BTの各種機能レビュー
HHKB Professional BTの基本仕様・スペック
以下がHHKBの基本スペックです。(公式サイトより引用)
モデル | 日本語配列モデル かな無刻印 |
---|---|
型名 | PD-KB620W・PD-KB620B |
色 | 白・墨 |
キー仕様 | 静電容量無接点方式、押下圧45g、4.0mmストローク、 ステップスカルプチャ、キーピッチ19.05mm |
キー数 | JIS配列69キー |
インターフェース | Bluetooth Ver3.0 Class2 (Bluetooth HID 1.0 profile) |
電波周波数 | 2.4GHz 帯 |
電波方式 | GFSK 方式 |
無線操作距離 | 10m (見通しありの環境にて) |
機能 | カスタマイズ機能 (DIPスイッチにより、制御キーの一部のキー割付を変更可能) |
環境温度 | 5 ~ 35℃ |
環境湿度 | 20 ~ 80% RH (結露なきこと) |
サイズ(mm) | 294(幅)×120(奥行)×40(高さ) キートップ上面まで |
質量 | 540g(電池含まず) |
電源 | 単三電池(2個)、USBポートからの給電(ケーブルは付属しません) |
動作時間 | アルカリ単三乾電池(2個)使用時の目安:約 3ヶ月(当社環境でのテスト値であり、保証値ではありません) |
サポートOS | Windows Vista® SP1以降 Mac OS X v 10.5 以降 iOS 7.1 以降 Android 4.0 以降 |
キーカスタマイズでwin・mac両対応

背面のスイッチの組み合わせでWindows用、Mac用にカスタマイズできる。
ctrlキーやBS、Delなどの配置変更が可能。
詳しいキーカスタマイズは公式ページを参考にしてください。
個人的にいいなと思ったのが、割り振りできるキーに「Winマーク」がついていない事。
「macで使うのにwinキーにコマンドキー割り当てて使うの嫌だな...」って思っちゃう派なのでこれは嬉しいポイント。
角度は2段階調節可能


ご覧の通り通常時でもかなり傾斜がついているのでタイピングはしやすい。
ただキーボード自体が結構厚いので慣れてないと少しキーが高く感じるかも。
その場合はパームレストを使うか、以下の様に標準キーボードの上に載せて使うスタイルもあり。

ちなみにMacbookPro13インチ(touch barなし)で使っていますが、キーボードを載せても標準のキーボードと干渉することはありません。(良く出来てる...)
上の画像では以前レビューした「ノートPCスタンドMOFT」と併用していますが疲れは全く気にならないのでかなりオススメです。
↓MOFTのレビュー記事はこちら
接続はBluetooth接続のみ


HKKB BTは乾電池で駆動します。microUSB端子はあるが、給電専用で充電や有線での接続には対応していません。(充電できたらもっと良かったのに...)
電池持ちに関しては公式で約3ヶ月としています。かなりヘビーユーズしても2ヶ月以上は持ちそうなので特段気にする必要はなさそうです。
ペアリングに関しても簡単で、ボタンを約3秒押すだけ。再接続も自動で行ってくれるので煩わしさは感じません。
打鍵感はかなり気持ちいい
打鍵感は個人的にかなりいい感じ。
あの悪名高きバタフライキーボードが「カチカチカチ」なのに対して、HHKBは「スコスコスコ」といった感じで、なめらかにタイピングができます。
打鍵感が違いすぎて慣れるまで違和感がありますが、慣れたら快適でタイピングが楽しい。
HHKB Professional BTの接続・チャタリングは?
無線接続となると気になるのは接続の安定性とチャタリングの有無だと思います。
今まで3ヶ月ほど使用していますが、キー入力の遅延は問題なし、チャタリングの発生は1回だけでした。
キーボード自体の個体差もあるかと思いますが、基本的に安定しているといっていいでしょう。
最後に
いかがだったでしょうか。価格を見た時は「キーボードに3万円..」と思っていましたが思い切って買ってみると、作業効率がめっちゃ上がります。
エンジニアやブロガーなどPC作業が大半の人は是非購入を検討してみてはいかがでしょうか。